この記事では、外壁塗装でコケ・カビが発生する原因と除去する方法を徹底解説します!
ご自宅の外壁部分にコケやカビが生えて困っていませんか?外壁のコケやカビを除去する方法は「自分で除去する」か「外壁塗装業者」に頼むかの二択です!
- 「コケやカビの原因ってなに?」
- 「自分で除去できるの?業者じゃないと除去できないの?」
今回はこのような疑問にお答えするだけではなく、
- 外壁のコケ・カビを放置してはいけないの?
- 自分で除去する場合には何を準備すればいいの?
- 外壁塗装業者はどんな作業をするの?
についてもご紹介します!
外壁のコケ・カビは放置すると「美観の悪化」「外壁の劣化」といったリスクを引き起こすため早々に解決することをおすすめします。この部分についても詳しく解説しておりますので、ぜひ最後までお読みください!
外壁にコケが生える原因
コケの原因
外壁にコケが生える原因は、「湿気がたまりやすい環境」「不純物が付着しやすい環境」です。コケが生えるための条件として「水」が必須ですが、外壁は水分が付着しやすい恰好のコケ繁殖スポットです。
コケは植物ですので、光合成を行うために水を必要とします。また、壁やコンクリート表面には湿気や雨によって付着したわずかな水分が存在します。
そのため、そのわずかな水分でコケは成長するのです。しかし、完全に日光の当たらない場所にはコケは繁殖しにくいと言われています。
また、新築の外壁塗装時には平たくきれいに塗装されていた場合でも、年月が経つにつれて表面が削れ凸凹になるとその隙間にコケは繁殖します。わずかな凸凹であっても水分がたまりやすいためコケが繁殖する原因となるのです。
コケの生えやすい外壁材
外壁材の種類は豊富です。戸建て住宅の方でも外壁に使用されている素材の性質を理解していない人も多いと思います。生えてしまったコケに手を打つためにも外壁の素材の性質について理解しておきましょう!
1、モルタル壁
モルタル壁は、セメント・石灰・砂を混ぜて水で練り合わせて作る外壁材です。特有の凸凹があるため、このわずかなくぼみに水分や汚れがたまりやすく、コケが繁殖しやすいです。
しかし、凸凹がある素材の外壁でも塗料には防水効果があるのでコケができる可能性を低下させてくれます。コケができる際のほとんどの場合は、年月の経過により外壁の塗料の効き目が切れ、防水機能が薄れたときです。
2、リシン/スタッコ壁
リシン/スタッコ壁はアクリル塗料に骨材を混ぜ合わせた塗料で形作る外壁です。この外壁にも凸凹が存在するため水がたまりやすくコケも繁殖しやすいです。
コケの発生例
家の周りの環境によっても生えやすさの度合いが変わってきます。ここでは、コケの生えやすい家の周りの環境を見てみましょう。
1、川の近くに面する家
川に面することで湿気が多くなりコケが増殖する原因となります。コケを軽減させる対策として、軽石を土壌に混ぜる方法があります。
川の近くには面していないという家の方でも、浴室やトイレに隣接する壁は湿気があることが多いです。
2、日当たりが悪い・風通しの悪い家
日当たりが悪く風通しが悪い場所(近隣住宅との距離が狭い)は、外壁が乾燥しにくいため湿気がたまりやすいため、コケの繁殖に適した環境になります。
塀があることによって風通しが悪くなっている方は、生垣にすることで風通しを良くすることができます。しかし、完全に日光が遮られている場所には繁殖しにくい性質を持っています。
3、樹木に面した家
森や森林などの樹木はコケの胞子が飛んできやすく、家に付着します。定期的な外壁の洗浄でコケの付着を予防することが出来ます。
外壁にカビが生える原因

実際のところ、外壁に発生するのは稀であり発生しやすいのはコケや藻です。「外壁を見てもコケかカビか分からない。」という方もいると思います。ここでカビの発生原因や発生しやすい場所を知り、カビかどうか判断しましょう。
カビの原因
カビの胞子は空気中を浮遊しているため、カビに適した環境であった場合、外壁に付着したカビの胞子は発芽してどんどん増殖していきます。
カビは菌類のため光を必要としません。そのため日光が当たらない場所にカビが生える可能性が高いです。また、湿気が多い場所や汚れなどの栄養がある場所もカビが生える可能性が高いです。
カビの生えやすい外壁
コケと同様凸凹のある外壁にはカビが生えやすいです。
- モルタル壁
- リシン壁
- スタッコ壁
外壁の一番の敵は劣化です。劣化の進行した外壁にはカビが発生しやすい傾向があります。繰り返しにはなりますが、年月の経過により塗料が剥がれ落ちるため汚れなどの有機物が付着しやすくなるのです。
※カビは外壁以外にも軒天や外壁のシーリング、屋根などに発生することもあります。また、雨漏りが発生している場合には住宅内にカビが発生してしまう場合もあります。
カビの発生例
1、日当たりが悪い
北側の外壁や近隣の住宅との隙間が狭く日光を遮られている場合。
2、風通しが悪い
住宅が密集していて風通しが悪くなっている場合。
3、田んぼや川の近くに建っている・植物が周りにあるカビの胞子が外壁に付着する場合。
コケとカビの発生しやすい環境は似ていますが、唯一違う特徴としてカビは完全に日光が当たっていない場所にも発生するというところです。
コケやカビを放置したときの影響

コケ・カビは早急に除去することをおすすめします!
外壁に生えたコケやカビは時間の経過とともに範囲を広げ増殖していきます。放置をすればするほど外観の見た目は悪化していくのです。ここでは、コケやカビを放置することによって起こる異常への注意点を書いていきます。
放置したことによる外壁異常に注意
菌の根の部分が繁殖することにより菌は膨張し大きくなります。それにより、外壁の素材は菌の根の部分の繁殖から亀裂や割れが発生しやすくなります。根の菌が一度繁殖してしまうと絶滅はなかなか難しいので注意が必要です。
また、放置することによって美観が損なわれてしまうことも注意のひとつです。美観退化の例として、塗膜の剥がれ・外壁の剥がれ・色褪せ・シミ・ひび割れ・浮きなどが挙げられます。
放置したことによる衛生面の悪化に注意
真夏や真冬に窓を開ける機会は少ないでしょうが、比較的温暖な春や秋にはエアコンをつけずに窓を開けて過ごす方が多いと思います。
このように窓を開けたり、掃き出し窓を開ける場合、その開閉によってカビやコケの菌が自由に住宅内へ出入りする原因となります。
カビやコケの侵入により住宅内の衛生面は悪化します。具体的な例として、アレルギー性鼻炎や咳があるので注意が必要です。
外壁のコケ・カビを除去するには?
いざ外壁のコケ・カビを除去しようとしたときに、自分で除去できるものなのか、業者に頼まないと除去できないものなのか、判断基準が気になると思います。
正しい除去方法を実践するためにも以下の通りにご自宅の外壁状況と照らし合わせてみてください!
〇自分で掃除して除去できるのか、業者に依頼しないと除去できないのかの見分け方!ーコケの場合
[カビが発生している場所は手が届かない高さ]
はい→高所は危険なので業者に依頼しましょう!
いいえ→[カビのついた外壁は水をはじくか?]
はい→自分で除去できる可能性が高いです!
いいえ→重度の可能性あり!業者に依頼しましょう!
〇自分で掃除して除去できるのか、業者に依頼しないと除去できないのかの見分け方!ーカビの場合
[カビが発生している場所は手が届かない高さ]
はい→高所は危険なので業者に依頼しましょう!
いいえ→[狭い範囲、カビの発生が初期段階]
はい→自分で除去できる可能性が高いです!
外壁のコケを自分で除去する方法

自分で取るのは大変ですが、自分で除去すると費用が安く抑えられます!
しかし、強くこすると外壁を傷めてしまう可能性や防護を怠ると体調が悪化してしまう可能性があるので、事前準備や理解をしたうえで行っていきましょう!
準備するもの
- マスク
- ゴム手袋
- レインコート
- スポンジ
- 高さにあわせてブラシ
- カビ取り剤クリーナー
- バケツ
除去する順序
- マスクやゴーグルなど自分の安全準備を行う
- カビ取り剤クリーナーを塗布する
- 水で洗い流す(洗剤による)
最初に安全を確保するためにもマスクやゴーグル、レインコート、手袋などを必ず着用しましょう。防護を怠ると、洗剤を飲み込んだり目に入れてしまう可能性があります。
そのあとにクリーナーを塗布しますが、使う洗剤の種類によっても水洗いの有無が変わるので、商品説明をよく読んでから行いましょう!
また、水だけで落とせる場合もありますが、水に食器用洗剤を溶いたものをバケツに用意しブラシにつけながら擦ることで落とすこともできます。これは界面活性剤の働きで落ちやすくなるからです。
おすすめの洗浄剤

出典:https://iboxnj.com/2019/12/01/moss-removal/
農薬には「全部の植物を枯らすタイプ」と「特定の植物を枯らすタイプ」の種類があります。コケの種類によっても使用するべき薬剤は変わります。
特に「特定の植物を枯らすタイプ」は薬剤の種類が多いため簡単に何か特定の商品をおすすめすることはできません。ですが、外壁が変色する可能性があるため避けるべきものとして塩素系のものが挙げられます。
〇カビ取りクリーナー
- ワンステップ・スプレー・クリーナー
- コケ・カビ・黒ずみ除去スプレー
- サイディング・タイル壁用外壁洗浄剤
- TO-PLAN(トープラン)キールコケ・カビ
- 茂木和哉 屋外用 コケ・カビ取り
〇ブラシ
- 外壁ブラシ
- 2WAYロングモップ
- コケ取りブラシステンレス
おすすめできない方法
「熱湯」「ハイター」「塩素系洗剤」「お酢」を使用する方法はお勧めできません。
まず熱湯はすぐに冷めてしまうし流れ落ちてしまうので効果がありません。また、火傷をする危険性もあるのでやめましょう。
ハイターは、塩素系洗剤の代表格で次亜塩素酸ナトリウムで出来ています。塩素系洗剤は漂白作用があるため外壁を色落ちさせ、痛めつけてしまうためやめた方が良いです。
食用酢、木酢液、クエン酸を使用してコケを除去する方法はよく使われます。しかし、お酢は外壁のように広範囲に渡って除去する場合には向いていません。
このような理由からも、熱湯・ハイター・塩素系洗剤・お酢を外壁に使用する方法は避けましょう。
外壁のカビを自分で除去する方法

出典:https://www.kabikiller.jp/
準備するもの
- 市販のカビキラー(カビ取り除去材)
- ハイター
- マスク
- ゴム手袋
- 雑巾
- バケツ
- 新聞紙(液体が床に垂れないようカバーするため2~3枚程度)
- 保護メガネ
使用する際の注意点
市販のカビキラーを使用する際には、外壁を痛める可能性もあるので、目立たない場所でテストを行ってから作業を進めてください。また、外壁素材によっては色落ちしたり変色する恐れがあるため十分に気を付けてください。
一度に大量の液体をかけると液体が飛び散る可能性があるので目に入らないよう保護メガネをかけるか十分に注意をはらったうえで行うようにしてください。
ハイターを使う際には、手の細胞も溶かすことがあり危険なため直接手に触れないように気をつけて下さい。
除去する方法
先ほどコケのおすすめできない除去剤としてハイターを挙げましたが、カビキラーも同様に次亜塩素酸ナトリウムを主成分としているため変色や外壁を痛める危険性があります。
そのため、ハイターを使う際は、バケツにお湯を汲みキャップ一杯分のハイターを入れてからカビのついた部分をゴシゴシと拭いてください。
カビキラーを使用する際は、カビの部分に噴射し濡れた雑巾で拭き上げてください。一度で落ちない場合は落ちるまで何度も繰り返してください。
コケ・カビの再発防止には外壁塗装業者への依頼がおすすめ!
次に業者に任せて落とす方法を見ていきます。
- 「何度除去しても再発してしまう」
- 「前回の塗装から10年経過している」
- 「コケ・カビの生えている場所が高すぎて手が届かない」
という場合には自分ではできないので業者に依頼しましょう。
業者に依頼して落とす方法には高圧洗浄とバイオ洗浄の二つの方法があります。
高圧洗浄

出典:http://seisou-labo.com/wash/entrance-tile-wash/
手でこすっても落ちないコケやカビを水圧を使って落とす方法です。高圧洗浄のイメージとしては、「キレイにするため」というよりは「塗料本来の性能を発揮できるように汚れを落とす」です。
洗い方に関わらず高圧洗浄の単価相場は、1㎡あたり100〜300円に収まるのが一般的です。また高圧洗浄を行う場合には塗料と外壁間に水が入ってしまうことが無いように2日間ほど乾燥期間を設ける必要があります。
バイオ洗浄
出典:https://www.gaisou-mizuno.com/gaiheki-kokekabi/
- 高圧洗浄(1回目)
- バイオ洗浄や洗浄剤を用いた外壁洗浄(洗浄剤を用いた洗浄)
- 洗浄剤を洗い流す高圧洗浄(2回目)
水だけの高圧洗浄だと菌が生き残る場合があります。そのため洗浄剤を用いたバイオ洗浄をおすすめします。高圧洗浄でも目に見える範囲の大部分の除去は可能ですが、見えない菌の根の部分を完全に除去することはできません。
また、最近では洗浄剤を使用したバイオ洗浄が主流になってきています。これは近年外壁屋根で利用する塗料の超耐久化が進んでいるからです。
外壁塗装の優良業者はどうやって探したらいい?
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口コミや評判の良い外壁塗装業者を知りたい場合は『外壁塗装口コミランキングTOP5発表!業者を徹底解説』も合わせてお読みください!
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外壁のコケ・カビを予防するには?
外壁のある方角や立地関係からなかなか根本からコケやカビを死滅させることは難しいですが、予防する方法として、以下の4つがあります。
- 光触媒塗料を使用する
→日光が当たることによる化学反応でコケやカビを死滅させることのできる塗料です。除去するだけでなく、外壁を保護する役割もあります。ただし、コケは日の当たりにくい場所に生息することが多いので、外壁に光が当たりやすい場合には検討してよいと思います。
- バイオ洗浄を行う
→バイオ洗浄の成分には目には分からないコケを死滅させる効果があるため、コケの再発を遅らせる予防法としても効果的です。
- 防カビ性の高い塗料を選ぶ
→防藻性・防カビ性の高い塗料を塗ると外壁のコケやカビを予防することができます。これは定期的にメンテナンスが必要です。塗料の色に、グレーやベージュを使用するとコケの色が目立ちにくくなります。
- 金属系の外壁材に張り替える
→金属系の外壁はフラットであり、水はけがいいためコケを防ぐことが出来ます。コケは凸凹の多い壁面に生えやすいため根本からコケを防ぎたい方におすすめです。しかし、費用が高くなるためどのような種類の外壁材にするかは慎重に検討しましょう。
【2025年最新】外壁のコケ・カビが発生する原因と自分で除去する方法を徹底解説!まとめ
ここまでコケ・カビが生える原因、放置したことによる注意すべきところ、自分で除去する方法、外壁塗装会社に依頼して除去する方法について解説しました。
「コケ・カビが発生しているがどう除去していいか分からず困っていた。」という場合には自分に合う除去方法を選んでぜひ解決してみてください!
放置してしまうと「美観が悪化」したり「健康に被害」が加わったりしますので気持ちよく生活するためにもコケやカビを除去・予防していきましょう!
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